2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

権利のための闘争

岩波文庫です。はじめて読んだのはいつだっただろうか。大学生のはじめの頃だった気がする。法学部の友人、所謂後輩だが、大学に長々と居たし、付き合いが長くなると自分の何が先輩かなんかなんて訳が分らなくなるもので、彼から教えて貰った気がする。 「権…

新訳 星の王子さま

心を動かす度合いが強すぎると、却って感想が書けないことがあります。 その対象を客観視できないほど心を揺り動かされたと言うことでしょう。 幸いにして、思想書、宗教書やビジネス書でそういう思いをしたことはありません。法律書でももちろん。「いい本…

精神科医になる

中公新書である。 この本は色々な意味で、ある種の読者に対してのみ、やや「やばい」ところがある。 この本に出てくる「精神科医」は読者から見たとき「等身大」になる。 副題は「患者を<わかる>ということ」とかいてあるが、そのダイナミズムが逆転すれば…

随想:読書していられる日常

30過ぎてぷー同然(そのもの)の生活をしていて思うのは、「本を読むという時間は実は貴重である」と言う事実に他ならない。 分厚い文学書や哲学書に手が伸びなくなるのは当たり前の話で、就職してからの読書というのは、基本的に「娯楽」か「実用」なのであ…

日本語に主語はいらない

語学は苦手です。全く苦手意識から抜けられません。数学よりさらに苦手意識が強いです。数学は、苦手ながらも突き抜ければ、その問題だけは理解できるのですが、語学は(要するに英語)幾らやっても、いつまでも難しいです。 「勉強法が間違っている」「テー…