2007-01-01から1年間の記事一覧

犯罪学入門

もう来ました。寒い、寒い冬が。 イヤ、季刊更新と化していますな(遠い目 犯罪学入門、講談社現代新書でございます。 著者は鮎川潤先生。私、初見の著者です。刑事政策の先生ですね。 内容は、丁寧というか、手堅いです。 実例重視で、新奇を追わず、典型例…

法哲学入門

いや、夏が過ぎ去りました。あつい暑い夏が。(もう言い訳もしない) 講談社学術文庫です。 著者はケルゼン研究の専門家、長尾先生です。 法哲学というのは、法律を「実用知識」として関わっている人間はあまり近づきません。もちろん煩瑣であり、余裕がない…

東のエデン

大変お久しぶりの更新です。失礼いたしました。 本は読んではいるのですが、どうも心は庭弄りに向かっており、うららかな中にも、茫漠たる時が流れています。 簡単にいうと、脳みそつるつるです。何を読んでも上滑りする反面、葛藤や問題意識も浅く、「不幸…

つっこみ力

「反社会学講座」で「常識」を滅多切りにして笑い飛ばしたパオロ・マッツァリーノ氏の怪作またも登場。(べたな紹介) おもしろいです。反社会学講座よりもボルテージが上がった感があります。二番煎じ?いえいえ、そんなことはありません。本書は抽象的で思…

イワンのばか

何故かトルストイのこの子ども向け(と言うより彼の頭の中では民衆「啓蒙」用)民話を読みふけってしまった。 私は高校生の頃から愛読しているのですが、大学生の頃に、「光ある内に光の中を歩め」特に強く影響を受けました。キリスト教の信仰を受け入れよう…

ごあいさつ:2007年の読書

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い申し上げます。 2007年、私の読書の傾向は大きく法律書と歴史書に傾くと思われます。(実はマンガに傾く・・・それでいいのか!!) 私は知りたい故に知りたい、「大脳新皮質の情動」としての教養主義に…