民法案内

 昔から愛されてきた、我妻榮先生の民法案内。その後も名だたる大家が大先生を継いで補訂を続けています。
 御本人は学生が大学の先生の講義を聴く前に予習として用いるとよい、とおっしゃっています。正確な地図は概して分りにくく、却って観光地の案内図のようなもののほうが分りよい、と言うような表現を先生は使っておられます。
 しかし、第一巻の「私法の道しるべ」は心得集的な面もありますが、第2巻、民法総則以降は話が大分違ってきます。どちらかというと、少し勉強した後に読んでもまだ分らず、ひいひい勉強した後に読むと「自分はこんなに民法ってやつが分っていなかったのだ!」と愕然となる系統の本です。
 憶えるは憶えたのだけど、忘れるとそれだけ、と言うことをしていると愕然度が増します。
 憶えずに、考える。
 このなぞめいた言葉の意味が分るのは私にはいつなのでしょう。
 新刊、物権法も1/10には発売予定なのでさっそく注文します。

民法案内 1 私法の道しるべ

民法案内 1 私法の道しるべ

民法案内 2 民法総則

民法案内 2 民法総則

 物権法手に入れました。楽しみです。

民法案内3 物権法 上

民法案内3 物権法 上

 民法案内4 物権法 下