息抜き 本を失うときの悲しみ

 大切な本、やっと手に入り、案に違わず、読むことができたことに深い喜びを感じるような本。
 そして、仕事に大切な情報や考え方の固まりの本。
 本の値段。
 発行部数・・・
 
 色々な要素で、その本がどれだけ大切かは分る。

 ある程度大切な本を不注意でとても情けない方法で失ってしまえば、これは相当に深い虚脱感だ。

 深い穴へ、法律技術の入門本…。

 不覚だった。時折参考にしたいいい教養書だったのに。

 トイレでざっと読んでおきたいと言う欲さえ押さえれば。

 涙はなかった。ただ脱力した。空しいとはこういう、心に穴が開くとはこういうこと・・・。

 モノがモノでありつづけるのには、すばらしき何者かの配剤が、あるのかも?